進化論と創造論。最近の科学的発見では,進化論が否定されています。創造論者,聖書,キリスト教および他の宗教は、宇宙、地球、人間、そしてあらゆる生物は人間の恵みによって造られたのであり,進化や熱力学、ビッグバンの結果ではないと主張しています。天地創造論の証拠;進化論 証拠。

クリップアート , 矢のデッサン。 前のページ。
タケのデッサン; クリップアート。キリスト教の主題のための装飾: 天地創造論VS. Darwin 進化論。 神の指紋: 人間の存在と起源は、神にあるのでしょうか?
これは台紙富士及びウェブサイトを識別するタケのデッサンである: アース・ハーベスト Japanese
タケのデッサン; クリップアート。キリスト教の主題のための装飾: 天地創造論VS. Darwin 進化論。 神の指紋: 人間の存在と起源は、神にあるのでしょうか?
クリップアート , 矢のデッサン。 次のページ。

「しかし、主はまことの神、生ける神、とこしえの王。その怒りに地は震え、その憤りに国々は耐えられない。あなたがたは、彼らにこう言え。『天と地を造らなかった神々は、地からも、これらの天の下からも滅びる。』と。主は、御力をもって地を造り、知恵をもって世界を堅く建て、英知をもって天を張られた。」(エレミヤ10:10-12)

弾丸クリップアート;主題のための装飾:  神の指紋; 天地創造論VS. 進化論 。9 神の指紋 / 芸術家としての神 弾丸クリップアート;主題のための装飾:  神の指紋; 天地創造論VS. 進化論 。

動きの蝶クリップアート;主題のための装飾:  神の指紋; 天地創造論VS. 進化論 。タケのデッサン; 分割ライン クリップアート;主題のための装飾:  神の指紋; 天地創造論, (神、イエス・キリストキリスト) VS. 進化論 (Darwin) 。動きの蝶クリップアート;主題のための装飾:  神の指紋; 天地創造論VS. 進化論 。

イエス・キリストキリストの十字のデッサンクリップアート;主題のための装飾: 創造論?進化論? 創造論?進化論? 指す矢; 最初に戻る。動きの蝶クリップアート;主題のための装飾:  創造論?進化論?

聖書では、神がこの世界とそのすべてを造ったと教え、進化論では、人間は単純生物の発達の産物だと教えています。単純生物が、全くの偶然で複雑な組織を持った生物になったというこの理論は、いわば機械が自ら自分を組み立てたというような主張であり、知識を持った創造者あるいは天才的デザイナーの必要を無視しています。

単純生物が複雑な組織を持った生物になったというのは華々しい理論ですが、しっかりした基本の上に成り立った主張ではありません。下記に、進化論の問題点をまとめてみましょう。

  1. . 進化論は、熱力学の第一原則であるエネルギー保存の法則に違反しています。

    エネルギー保存の法則では、エネルギーは新たに作成したり破壊されたりする物体ではないと定義されており、自然法則の中で、その起源の説明がつくものはありません。魚に足が生え、沼から這い出すといった進化論が唱える革新的進化は、犯されざるべき物理の法則に違反しています。現在の宇宙の構造は、不変です。創造論者の主張は、神による天地創造という聖書の世界観にぴったり一致しています。「神がなさっていたすべての創造のわざを休まれた」(創世記2:3)とあるように、神がその創造のわざを休んだため、その後エネルギーは創造されていません。原子核分裂反応のエネルギー放出は、エネルギーの創造ではなく、物質からエネルギーへの形態の変化に過ぎません。
  2. . 進化論は、熱力学の第二原則であるエネルギー減衰の法則に違反しています。

    機能性システムにおける有効エネルギーは、合計エネルギー量に変化がない場合でも、減少する傾向にあります。構造化された組織は、規則的かつ複雑的状況から、規則性のない、乱雑な任意状態に変化する「エントロピー」と呼ばれる過程を通ります。理論的には、非常に稀有で限定された一時的状況下で、エネルギーが複雑化することは可能です。しかしエネルギー減衰の法則の元では、すべての組織は衰退する方向に動いています。このため、進化論はこのエネルギー減衰の法則に直接違反していると言えます。進化論者の主張が正しいとすれば、エネルギー減衰の法則への違反が数十億年続いていることになります。こうした事実を考えると、進化論は統計学的に問題があるだけでなく、事実上不可能であることが分かります。
  3. 進化論は、生物発生の法則に違反しています。

    生物発生の法則では、生命体は、先行生物からのみ発生し、また同種の生物だけが維持されていくことになっています。進化論を信じることは、基本的に自然発生を信じることです。自然発生の例としては、「原始スープ」と呼ばれる沼のような状態に雷が落ち、そこから生命細胞が生まれたというシナリオがあります。パスツール(1860年)、スパランツィーニ(1780年)、レーディ(1688年)といった研究者は、腐った肉から蛆が湧いたり、バナナの皮からハエが生まれたり、死んだ子牛から蜂が生まれるといった理論を反証しました。腐敗物が密閉され消毒された状態では、そこからどんな生命体も生まれることなく、また生物学的汚染も発生しませんでした。
  4. 進化論を実証する化石標本はありません。

    進化論では、非生命体→原生動物→後世無脊椎動物→脊椎魚類→両生動物→爬虫類→鳥類→毛皮四肢動物→類人猿→人間という順序で、人間が生命体から発展したと主張しています。進化論が正しいのであれば、この変化を保存した化石標本が大量に見つかっていていいはずですが、推移中の化石標本はまったく存在しません。かつて、始祖鳥は、こうした推移中の動物と信じられていましたが、現在は古生物学者によりこうした種の鳥が実際に存在したと認められています。

    進化論者は、こうした明らかな問題点に気づきながら、「数十億年の間に『集中的』に進化が発生し、それがあまりにも突然で急激だったので、化石が残っていない」と主張しています。これが事実だったとしても、「集中的な進化」は熱力学の第一・第二法則および生物発生の法則に則していません。
  5. .類人猿と人間をつなぐ重要な「失われた環」(進化の過程において、生物の系統の欠けた部分に想定される未発見の化石生物)はいまだ見つかっていません。

    不十分・不正確な証拠、憶測ばかりの推論、進化論に触発された絵などはたくさんありますが、「失われた環」を証明する科学的証拠はありません。「失われた環」の発見が時々発表されますが、それは後に論争の的となり、修正され、結果的には否定されています。たとえば、1922年にネブラスカ在住の男性が発表した理論は、絶滅した豚の一種に属する生物の歯から立論されました。

    1891年、ジャワ原人(ピテカントロプス・エレクトゥス)の再現に利用された頭蓋骨上部、左大腿部の断片、3本の臼歯は、21メートルにもおよぶ異なる地断層から発掘された物体で、絶滅動物の骨と混在していました。証拠や裏づけがほぼ皆無な状況の中で、こうした骨が同じ動物の物体であること、またこれにより「失われた環」が発見されたと主張されたのです。しかし、熱心な進化論者であるユージーン・デュボイス博士が、後にこうした骨をテナガザルの一種の骨であると結論づけました。

    一方、アマチュア化石学者のチャールズ・ドーソンは、1912年に英国サセックス地方のピルトダウンにある砂利採掘場から骨と歯、そして原始時代の生活用具を見つけたと発表しました。ところが、発見のすべてはドーソンの自作自演だったのです。1956年10月に出版されたリーダース・ダイジェスト誌では、「月間ポピュラー・サイエンス」からの要約として「捏造されたピルトダウン遺跡」という記事を掲載。新しく発明されたフッ化物の吸収度を量る検査法で、ピルトダウン遺跡の発掘物が偽物であることが証明されました。歯にはやすりがかけられ、また歯と骨は、重クローム酸で変色されていました。「専門家」と呼ばれる人たちですら、ドーソンの手作り「発掘物」に40年以上も騙されていたわけです。

    何年もの間、ネアンデルタール人こそが「失われた環」であると信じられてきました。私たちがよく目にするネアンデルタール人の絵は、がっしりした胸をした不完全直立の毛深い類人猿で、手にはこん棒を持っています。しかし発見されたネアンデルタール人の頭蓋骨からは、彼らが直立動物の完全な人間であり、現代人の脳容量の13%以上を満たしていることが分かっています。このため、不完全直立で見つかった骨は、股関節炎やくる病により体が曲がっていただけと結論づけられ、現在では、ネアンデルタール人はホモサピエンスと考えられています。

    ヘンリー・モリスは有名な著書の『創造と現代クリスチャン』の中で、このように指摘しています。

    「進化論が真実であれば、人間は進化の過程で最も新しく生まれた物体である。このため、人間への発展過程を示す化石を探している研究者が最も多いはずであり、その過程が最も良く文書化されているはずである。しかし先に示したように、人間の進化を示す実際的な証拠は無に等しく、また証拠がある場合にも、その内容は極めて疑わしい。どのヒト科の動物が人間の先祖なのか、またいつどんな過程を踏んだのかといった問題は、いまだに議論の的であり、進化論を支持する人類学者の間ですら、結論に至っていない」〔1〕

    人間と類人猿、特にアウストラロピテクス類の化石人(有名なルーシーを含む)の共通の祖先として考えられているのは、現存するピグミーチンパンジーの一種のボノボとされています。ボノボはザイールのジャングルに住み、ルーシーと「ほぼ同等の体長と脳の大きさを持つ」〔2〕最古の化石ヒト科生物と考えられています。
  6. 進化論では単純細胞についてすら、満足な説明を提供することができません。

最単純細胞生物は、何万もの遺伝子を持ち、またその遺伝子と染色体は一兆字分の情報を所有しています。ほとんどの生命体は、こうした複雑な組織を持つ細胞数十億個から成り、またそのすべてが完璧な順番で並んでいます。こうした複雑な組織を持つ人間の体が偶然で生まれる数字的可能性は、印刷工場で起きた爆発事故の現場に、完璧な辞書が偶然に完成して落ちていたというのと同じくらいありえない話です。

フレッド・ホイル卿は、世界の起源に対し、最初に「定常論」を述べた人物であり、無神論者でした。彼は、地球上で生命体が偶然に形成される可能性について「竜巻がガラクタ小屋を通った後、ガラクタ小屋にあった材料で、ボーイングの747機が出来上がっている可能性」と説明し、その可能性の低さを認めています。〔3〕

ホイル卿と数理天文学者のチャンドラ・ウィックラマシンジが、150億光年の範囲内で、最低でも100億年の間に宇宙のどこかで生命体が自発的に発生した可能性を計算したところ、「1の後ろにゼロが30個ついた分の1」という答えが出ました。「自然発生した」と言うには、生命体はあまりにも複雑すぎることを認めた二人は、しぶしぶながらも、知性的存在が人間を造った事実を認め、汎神論的知力を持つ存在がいて、宇宙の他の場所で生命体の胞子を作り、それがこの地球に流れてきたと意見したのでした。

ホイル卿は、進化論者が人間の前身として信じる毛深い生き物についてもこのように語っています。

「この世界がどんなに広くても、生命体が偶然で生まれることはありえない。猿の一群がめちゃくちゃにタイプライターを叩いても、シェークスピア作品が生まれることはない。仮にそれが可能だとしても、そのために必要な猿の一群を、大量のタイプライターを、また書き損じの紙を入れる大量のゴミ箱を保有するほど、この世界は大きくはない。生命体も、これと同じである」(同上P.148)

多くの時間と労力を割いて、人間は、知性を持った宇宙のデザイナーが全生命体を創造したことを否定しようと努めてきました。本ウェブサイトに掲載されているのは、ごく一般的なデータです。それでも、創造論よりも進化論を信じるには、かなりの信仰が必要なことがお分かりになったのではないでしょうか?進化論は、科学的証拠の裏づけがない理論です。神を信じない人が信じる空虚な信仰であり、理論ではなく宗教として伝えられるべきです。進化論はカール・マルクスとアドルフ・ヒットラーに影響を与えた宗教的思考です。彼らの冷酷なユートピア主義のために、道徳を超えたビジョンのために、多くの人が犠牲になりました。進化論は、胎児を人権を持たない動物の胚子と同等と考え、人間が神に創造されたことを否定する信仰体系です。

「それはあなたが私の内臓を造り、母の胎のうちで私を組み立てられたからです。私は感謝します。あなたは私に、奇しいことをなさって恐ろしいほどです。私のたましいは、それをよく知っています。」(詩篇139:13-14)

 

イエス・キリストキリストの十字のデッサンクリップアート;主題のための装飾:地球-生命維持のために特別にデザインされた場所 地球-生命維持のために
特別にデザインされた場所
指す矢; 最初に戻る。動きの蝶クリップアート;主題のための装飾:地球-生命維持のために特別にデザインされた場所

地球は、生命維持の場所として、知性を持つ超一流デザイナーにより創造された場所です。

  1. 地球と太陽の距離は、生命維持に必要かつ十分な熱量を得るために完璧な位置関係にある。太陽系の他の惑星は、太陽に近すぎたり遠すぎたりして、生命維持に熱すぎる、あるいは寒すぎる環境にある。
  2. 地球の自転率が変わっただけで、生命体の維持が不可能になる。たとえば、現在の自転率から1/10ずれただけで、すべての生命体は日中に焼け焦げるか、夜間に凍結して、絶滅する。
  3. 太陽の周りのほぼ完璧な円軌道により、地球上の気温差は比較的適度な範囲に保たれている。
  4. 大気内にある水蒸気と二酸化炭素により、気温の両極端も適度な範囲に保たれている。
  5. 月が地球からおよそ240キロ付近で周回することで、安定した潮の干満が起こる。月の位置が現在の場所から1/5でも離れていたら、地球上の大陸が一日に2回、沈没していたことになる。
  6. 地殻の厚さと海の深さも、注意深い計算の上にデザインされたとしか思えない状況にある。地殻の厚さあるいは海の深さが30センチ変わっていたら、遊離酸素と二酸化炭素の吸収率が大きく変化し、植物や動物の存在は不可能であった。
  7. 地球の枢軸は、地表と平行に軌道から23.5度傾いている。この傾斜と地球の自転により、食料供給に欠かすことのできない四季が生み出される。
  8. 地球の大気(オゾン層)は、致命的な紫外線から地球を守る保護層の役目をしている。オゾン層がなければ、地球上の生命体はすべて壊滅する。
  9. オゾン層はまた、秒速50キロの速さで毎日オゾン層突入してくる隕石から地球を守っている(その数およそ2,000万個)。この保護層がなければ、地球上の生命体への危険は計り知れない。
  10. 地球は、生命体の維持に完璧なサイズと質量になっており、大気圧と重力(水と大気の維持に重要)の完璧なバランスを実現している。
  11. 地球の大気は、主に窒素(78%)と酸素(20%)から成り立っており、その微妙なバランスと配合は、すべての生命体の維持に欠かすことができない。
  12. 地球の磁場は、危険な宇宙放射線から生命体を守る。
  13. 地球には豊富な水分があり、水の驚くべき物理的特性は、生命維持に大変重要である。

「デリケートな生命体の維持に欠かせない条件や要因の相互関係が、非常な複雑性を持つにもかかわらず、完璧な状態で完成している例がたくさんある。この事実を見る時に、地球が知性を持った存在により目的を持って創造されたのは明らかである。このように複雑に設計され、注意深くバランスのとれた生命維持システムを単なる進化上の変化の結果であると言うのは、まったくのナンセンスだ。誠実かつ客観的に調査を進めた人物であれば、地球および太陽系は、知性と慎重さを持って神が人間のために設計した場所であるという結論以外、思いつくはずがない」

「神の、目に見えない本性、すなわち神の永遠の力と神性は、世界の創造された時からこのかた、被造物によって知られ、はっきりと認められるのであって、彼らに弁解の余地はないのです。」(ローマ1:20)

タケのデッサン; 分割ライン クリップアート;主題のための装飾:  神の指紋; 天地創造論, (神、イエス・キリストキリスト) VS. 進化論 (Darwin) / 地球-生命維持のために特別にデザインされた場所 。

本項参考資料

  • Riegle, D.D., Creation or Evolution , Zondervan Publishing House, Grand Rapids, Michigan, 1971, pp.18-20.
  • Huse, Scott M. The Collapse of Evolution. Grand Rapids Baker Books, 1997, third edition.

イエス・キリストキリストの十字のデッサンクリップアート;主題のための装飾: 神の存在に関する宇宙論的論争 神の存在に関する宇宙論的論争 指す矢; 最初に戻る。動きの蝶クリップアート;主題のための装飾:  神の指紋; 天地創造論VS. 進化論 / 神の存在に関する宇宙論的論争 。

宇宙的論争 – 第一原因

A.もし何かが存在するのであれば、それが存在するようになるための要素が存在しなければならない

B.宇宙は存在する。

C.よって、宇宙が存在するようになるための要素が存在しなければならない

D.宇宙が存在するための要素は、宇宙の中あるいは空間や時間に制御されて存在することはできない。

E.だから、宇宙が存在するための要素は空間や時間を越えた物体でなければならない。

有名なプロシア人哲学者のイマニュエル・カント(1724-1804)は、下記のように時間(A)と因果性(B)の矛盾を指摘することで、自分の不可知論の信条を弁護しました。

A. 時間

措定

宇宙に起源がないのであれば、これまで無限の時間が経過したことになる。無限の時間は計測不可能であるから、宇宙は起源を持たなければならない。

反措定

しかし、宇宙は時間の範囲内で始まったとすれば、宇宙が誕生する前に時間が始まっていたことになり、これは不可能である。

B. 因果性

措定

すべての原因に理由があるわけではない。そうでなければ、輪のような連続性は存在しない。よって、理由がある。

反措定

しかし、輪のような連続性には理由や原因を持つことはできない。よって、原因は存在しえない。

分析

カントの因果性矛盾によれば、因果性が必要なのは、有限あるいは条件が必要な存在だけであり、すべてのものに因果性が必要なわけではない。よって、必然、第一、あるいは永遠の存在に因果性は必要ないと主張します。

カントは、無限の存在は、無限の宇宙の中でのみ存在できると理論づけました。人間の理性が持つ認識能力を越える物体に、その認識能力を適応して考えることはできないということです。つまり、プラトン哲学のイデアや外見に基づく宇宙観と同じように、「物体」の外観を形作っている宇宙の特性は、先天的に超越した条件を持っているというのがカントの主張です。

カントは、すべての知覚には、空間と時間の2条件が適応されると主張しています。人間が空間や時間を第三者として観察することはなく、よって、空間も時間も、人間の意識の外に存在する現実的存在と考えることは不可能な概念であり、空間と時間は何かしらの理由で、私たちの魂的意識の中にすでにプログラミングされているもの、というのが彼の主張です。

またカントは、空間は、前提要素でなければならないとしています。私たちが理解しようとしている空間への前提がなければ、「空間は私たちの外に存在している」と捉えることはできないはずであり、よってカントは、空間の概念は、純粋直感であると主張します。空間も時間も、私たちが経験する前に、私たちの意識にすでに存在する概念であり、経験的概念ではない。実地的に空間と時間を経験したからと言って、それが客観的に現実という訳でもありません。空間や時間は、人間の意識構造の一部であり、人間の意識の外にあった物体を、意識が見つけ出したのではありません。この事実を、カントは「空間と時間は超越的理想である」と表現しているのです。

カントの無限宇宙の考えは、神が天地創造以前に存在しなければならない理由はないという意見を主張したアクイナスに支持され、また定常宇宙論とも一致しています(定常宇宙論では、自然の法則も含め、物体の創造は自然によって成されたのであり、自然以外の力が行った奇跡の技ではないと主張しています)。定常宇宙論を編み出したイギリス人天体物理学者の一人、フレッド・ホイル卿も、「宇宙こそがすべてである」と主張しています。物体の創造は、継続的かつ自発的な自己創造であるというのが、彼らの意見です

しかし、いかなる物体も、自然界から変化を遂げることはできません。過去30年間、科学ではアインシュタインの相対性理論を用いて、空間と宇宙が有限の物理的物体であることを証明し、カントの空間と時間、無限宇宙の概念を否定してきました。この結果、カントの意見にあるこうした「不可知」は、観測と計測の可能な経験主義に基づく物体と考えられるようになったのです。
指す矢; 最初に戻る。

宇宙は無限ではない

宇宙背景探査(COBE)衛星の発見は、すべての物体、エネルギー、空間、時間が無限あるいは無限に近い状態の密度、温度、圧力から生まれたことを証明しています。宇宙のすべては、無限に収縮した単一宇宙に帰着し、つまりどこかの段階で空間が存在をやめた、あるいは空間が存在し始めた事実を示しています。

ビッグバン理論は、400数億の銀河系からなる宇宙の位置が、プロトンよりも小さいスカラー場(量子力学的思考。その場所に応じて数値だけが変わる)のある一点(宇宙卵)から誕生していると主張しています。

「偽真空」と呼ばれるこの真空ポイントは、一億の潜在的宇宙を有していることになります。グレッグ・イースターブルックが詩的に表現したように、ビッグバンを信じることは「ビッグバンが発生した時に、一秒以下の瞬時にただの点から宇宙が発生したことを信じることであり、理論物理学の範囲で、宇宙が疾走しながら外側に広がり、新宇宙の弾道波が高速度の一兆倍の速さで移動することを信じることであり、またこの過程において、生まれたての宇宙が超現実的な角度に曲げられるといった、大規模な歪曲が起きたと信じることだ。大規模な屈曲とは、サイエンテイフェィック・アメリカン誌が表現したように、『完全な無から創造された』存在から、通常は珍しい存在である仮想粒子が実体化することである」〔4〕

ビッグバンの証拠

A. 膨張宇宙論

膨張宇宙論とはハッブルが発見した、銀河系外天体とその赤方偏移の間にある直線的関係のことです。赤方偏移とは、1900年代初めに天文学者たちが発見した現象であり、距離の遠い銀河ほど、天体からの光が引き伸ばされて赤くなる現象で、この色が青くなれば、天体はより近い場所に位置していることになります。

B. 背景放射

1965年、電波天文学者があらゆる方向からやってくる雑音電波を受信。これにより、1940年代にジョージ・ガモフ、ラルフ・アルファ、ロバート・ハーマンによる「宇宙が一点から膨張したのであれば、宇宙空間の絶対温度3度程度で、宇宙空間全域からほぼ均等に観測される、さまざまな周波数の背景放射がある」という予測が裏付けられました。また、1992年と1993年のCOBE衛星の発見により、ビッグバン理論の正しさがさらに証明されることとなりました。この発見では、COBEによる観測の結果、背景放射において10万分の3度という天球上でのかすかな温度ゆらぎが検出され、またろうそくが燃える時のエントロピー(2)のおよそ5億倍というきわめて高いエントロピーを有していることが証明されました。これほど高いエントロピーの説明は、非常に高熱で発生したビッグバンしかありません。結果、宇宙が定期的に拡張・収縮をくり返しているという主張には永遠に終止符が打たれ、宇宙は膨張の一途を辿っていることが証明されたのです。

C.ビッグバン当初の軽元素合成予測の証明

どの銀河系にも均一して窒素が大量にある事実は、宇宙起源の共通性を証明するものです。重水素は、惑星で破壊されるばかりで生成はされません。しかし、惑星上存在する物質全体に重水素が確認されている事実、またリチウムが大量に存在する事実は、宇宙の起源に共通項があったことを示す証拠とされています。

時間は、初めを持つ物理的特性である

相対性理論の中で、アインシュタインは2つの事柄の間にある空間の計測は、計測する人物の動きにより変わってくると説明しています。2人の計測人が相対的に移動している時には、時間の拡張が発生します。原子時計は、時間の拡張の動きを、航空機速度(ナノ秒単位)で計測します。宇宙飛行士が、光速に近いスピードで惑星の近くを通り地球に戻ってきた場合、旅行時のスピードによっては、宇宙飛行士の旅行時間は1年だったにもかかわらず、地球上では10年が経過しているということも考えられます。

時間には、スピードのほかに、重力も関係しています。相対性理論では、重力は時間を遅くすると主張していますが、これは第一次大戦中(19191年5月29日)に行われたアーサー・エディントンの実験で証明されています。エディントンは、ブラジル北方に探検隊を送り、日食中に太陽の横にあるヒアデス星団からの光の屈折を観測し、(デイビッド・ボナディス著『E=mc2』)屋根裏やその付近の時計は、地上の時計よりも速く動いていることを確認しました。僅少ではありますが、その差ははっきりと確認されています〔5〕。

惑星が重ければ重いほど、時間は遅くなります。中性子の表面では、惑星上の時間は地球時間のおよそ30%も遅くなります。ブラックホールの表面では、時間の流れは地球時間とほぼ同じですから、仮にブラックホールの外縁から落ちたとすると、特異点の表面に辿り着くまでに、地球上では永遠の時間が過ぎてしまうでしょう。SF小説で、ブラックホールに近づいた宇宙船が、次の瞬間には遠い未来にいる様子が描かれるのは、こうした理論を参考にしているからです。

アインシュタインは、相対性理論により、一定の状況下で過去へのタイムトラベルを可能にするという考えには反対でした。デイビッド・ドイチェは、量子効果を中心にタイムトラベルの議論を展開しています。

「重力の量子理論という一般的な考えは、多元的宇宙における過去とのつながりを認めるだけでなく、こうしたつながりが継続的に造られ、自発的に破壊される過程が超微少的スケールではあるが、あらゆる宇宙と時間で発生していると言う。こうした影響により作られる一般的経路は、およそ10-35メートルであり、残りは1プランク時間ほど(10-43秒)となる。よって、タイムトラベルをしたところで、1プランク時間程度の過去にしか到達できないことになる」〔6〕

次世代型の粒子加速器であれば、近隣の粒子が因果関係ループを通過するまで存在できる原子内部ワームホールを作成することも可能かもしれません。しかし、ここに加わる熱エネルギー消費の観点から見れば、やはり難しいでしょう。通過可能な安定したワームホールといった考えは、SFの中でしか存在できないのです。

一般相対性理論に基づき、ホーキング、ペンローズ、エリスといった研究者は、長さ、広さ、高さ、時間の大きさは、宇宙が拡張しているという条件でのみ存在すると仮定した「宇宙時間提言」を発表しており、この理論では、時間に起源があったことになります。

しかし、『時間の小史』の中で、スティーブン・ホーキングは、時間に始まりがあったのかどうかははっきりしないと言い、それはカント哲学が唱える「本体」のようなものであったかもしれないと意見しています。
图表:上帝存在吗?指す矢; 最初に戻る。

「科学的理論が色々な事象の説明に成功する中、神が一定の法則に従って宇宙を進化させ、こうした法則が破られる時にも介入しなかったと信じている人が多い。いずれにしても、こうした法則を見たところで、宇宙がどのように始まったかについては分からない。つまり、時計のねじを巻いて、それをどのようにスタートさせるかは、やはり神の手中にあるのだ。宇宙に起源がある以上、その創造者がいたと考えるべきであろう。

『時間』の定義とは、因果関係が起きる世界・次元である(ヒュー・ロス著『創造と宇宙』より)。宇宙時間の理論が主張するように、時間の起源と宇宙の起源が同じなら、宇宙の時間的次元と関係なくそれ以前から独立して存在していた時間的次元の中で作業をする物体が原因で、宇宙が発生したことになる。この結論は、神を理解する上で非常に重要だ。つまり、創造者は宇宙の限界を超えて作業ができる超越的存在ということになり、神は宇宙そのものでも、また宇宙の中に含まれるものでもないことが分かる。汎神論者や無心論者はこの事実にきちんとした答えを出さねばならない」 

宇宙の起源に対する量子的アプローチ

ホーキングとペンローズは、一般相対性理論は以下の点を証明したと主張しています。「宇宙の誕生は特定の一点で一斉に発生し、またその時に時間が生まれたことも疑いない。一般相対性理論の思考体系の中では、これ以外の答えはない。真の宇宙でこの一点性が無視されるのであれば、量子理論の影響を元に、相対性理論をさらに改善するか、重力の量子理論を構築するしかない」〔7〕

量子理論的アプローチだけを使って宇宙の起源を説明するのは不可能であり、これは科学というよりは、単なる哲学的理論に過ぎません。量子数学は、原子や素量子の活動の計算に役立つかもしれません。しかし量子的理論では、粒子や組織がAからBの状態に変化する過程を説明することができないため、これを宇宙全体に応用するのは、ほぼ不可能です。量子物理におけるコペンハーゲン解釈では、「組織がそのままの状態で存在する時には、可能性のある全状況の重畳状態にあるが、組織の検査がされると、いくつもある潜在的状況から特定の状況に減少してしまう」と説明しています。つまり、単なる検査をしただけでも、組織の波動関数が破壊され、確率に基づいたひとつの状況だけに限定されてしまいますが、検査が一旦が止むと、組織は再びあらゆる可能性の重畳状態に戻るという訳です。しかし、最初に検査された組織が複製される可能性は非常に低いため、この後で組織を再検査する時には、間違いなく別組織を検査していることになります。

量子理論では、宇宙の超微小物体波の機能を説明する公式を書けたとしても(これ自体、不可能な作業ですが)、この公式に従って状況をひとつに絞れる存在は、神のほかにありません。

量子理論的アプローチを採用して宇宙の起源を説明することにより、科学の研究は、形而上学の様相を増しつつあります。そんな中、私たちの住む宇宙が無から発生した可能性と同時に、他の宇宙も同じように無から発生した可能性を探る「多元的宇宙」の考えを支持する人も出てきています。多元的宇宙論では、私たちが住む生命維持システムを持つ宇宙を含め、複数の宇宙を混ぜ合わせれば、すべては可能であると説明し、自主的かつ自然な宇宙の存在を説明し、宇宙誕生の「第一の理由」として神の必要性を否定しています。

多元的宇宙理論の問題点は、人間が特定の時間と空間を持つ限定的な宇宙に存在している以上、他の宇宙の存在は知識的憶測の域を出ないということです。単なる点の存在から直線や四方形の存在を説明できないのと同じように、しっかりとした要因を持って、多元宇宙論を説明することはできません。一次元の点は、直線の存在を推測することはできません。点にとって、線の存在は未知の「本体」なのです。
指す矢; 最初に戻る。

外次元による量子理論と相対性理論の調和

ブラックホールは、巨星が進化の最終段階で自身の重力のために内部崩壊を起こしてできた、とてつもなく強力な重力が支配している天体のことです。ブラックホールの重力はその近くにあるあらゆるものを吸い込んでしまい、いわば宇宙の強力掃除機といった感じです。「極値」ブラックホールと呼ばれる特定の微小なブラックホールが、一定時に無質量になると言われていますが、超密度のブラックホールでどうしてこれが可能なのでしょうか?また質量がない状態で、どのように重力が作用できるのでしょうか?

アンドリュー・ストロミンジャーは、無質量の外次元性に、その答えがあるという仮説を唱えています。

「(ストロミンジャーは)6つの空間的次元の中で、極値ブラックホールの質量は、その表面積に比例していることを発見した。表面積が収縮し、質量が徐々にゼロに近くなる。この問題は、まさに6つの空間的次元が存在することで、解決される。(中略)ここに、『宇宙は迅速に広がる空間と時間の十次元から成り立っている』という、ふたつの大きなジレンマを解決するひとつの理論がある。宇宙が10秒~43秒才だった時、強電弱力から重力が離れる活動がなされる中で、十次元の内の6つが膨張を止めた。この6つの次元は、今日も宇宙の構成要素として存在しているが、膨張を止めた時にそれぞれが堅く縮こまってしまった(カラビ・ヤウ多様体)。6つの次元の交差点は、わずか10~33センチで、直接測定では検出不可能である。6種類の証拠があることは、この理論の正しさを示すものである。その中でも最も説得力があるのは、ひも理論が生み出すすべての特殊公式と一般相対性理論であり、それが、量子力学と一体化している点である。〔8〕

結論

私たちの経験と資格で認識できる次元(長さ、深さ、高さ、時間)の限界の外のいる超自然的・超越的神を受け入れて初めて、聖書の理解が可能になります。神を受け入れない場合、物理的死の後にある霊的生活の説明、イエスが水の上を歩いたこと、病気を癒したこと、復活後に壁を通り抜けたこと、聖書の数百にも上る預言が実現したことをどう説明するのでしょうか?宇宙の神が時間の外に存在して、私たちの人生の決断やその全体を最初から最後まで見通せるのでなければ、人間の自由意志と神の計画をどう説明するのでしょうか?こうした超自然に対する唯一の説明は、神が次元を超越した存在であるという答えです。

ビッグバン理論では、数十億年前に物体、エネルギー、空間と時間がある一点から同時に生まれたと説明しています。神学的に言えば、つまり宇宙の外、宇宙と独立した理由があってビッグバンが起きたということになり、ビッグバン理論も創造主の存在を認めるものです。

ビッグバンによって生まれた空間が存在する以前に、ビッグバンが起きた場所はありません。科学では、最も外郭に位置する天体の赤方偏移を元に、ビッグバンが発生したことを突き止めています。この最外郭の星雲はビッグバン発生時には可観測の状況にありました。こうした天体は、星雲までの距離と光年により137億年の時を越えた今でも見ることができます。赤方偏移は距離の遠い銀河ほど、天体からの光が引き伸ばされて赤くなる現象で、この色が青くなれば、天体はより近い場所に位置していることになります

創世記1:1には「初めに、神が天と地を創造した。」とあります。宇宙誕生から137億年経っていたとしても、その事実と創世記の記述に矛盾があることにはなりません。

単一の理由や場所から宇宙が存在したことを唱えるにしろ、多元的宇宙を唱えるにしろ、こうした立場を貫く場合には、「それが起きた最初の理由」を説明することから逃れることはできません。仮に多元的宇宙が存在したとしても、「多元的宇宙がどのように発生したのか」という疑問が残ります。こうしたことを考えれば、「あなたの神様はどのくらい大きい方ですか?」と質問する方が正しいのではないでしょうか?神は無限の可能性を持つ神でしょうか?それとも石や木といった細胞組織に限定された、三次元の神像に過ぎないのでしょうか?神とは、人間の姿に生まれ変わり、自らが創造した丘の上で十字架にかかり自らの存在を示した神ではないのでしょうか?

私たちの魂は、創造主、「最初の理由」、全能かつ偏在の神を拒否する理由を見出すことができません。だから、個人的神の存在を受け入れるには、知識だけではなく、私たちの心と魂が必要なのです。

人間は知識を過大評価して、神の存在を除外する理由を見つけ出します。しかし、結果的には、神が私たちの理解を超え、私たちが心と良識を広げ、神を見出すことを辛抱強く待っていて下さることを見出すのです。ルネッサンスの時代に地球が球体であることが判明し、多くの人間は神を信じることを止めてしまいました。しかし紀元前700年頃、イザヤは地球が丸いことをきちんと記録しています。
指す矢; 最初に戻る。

「主は地をおおう天蓋の上に住まわれる。地の住民はいなごのようだ。主は天を薄絹のように延べ、これを天幕のように広げて住まわれる。」(イザヤ40:22)

「目を高く上げて、だれがこれらを創造したかを見よ。この方は、その万象を数えて呼び出し、一つ一つ、その名をもって、呼ばれる。この方は精力に満ち、その力は強い。一つももれるものはない。ヤコブよ。なぜ言うのか。イスラエルよ。なぜ言い張るのか。「私の道は主に隠れ、私の正しい訴えは、私の神に見過ごしにされている。」と。あなたは知らないのか。聞いていないのか。主は永遠の神、地の果てまで創造された方。疲れることなく、たゆむことなく、その英知は測り知れない。」(イザヤ4:26-28)

人間は若干の知識を元に「神の存在を打ち消すほど賢くなった!」と宣言するプライドの高い存在になっているのです。しかし、結果的には私たちの限界のある知識を超えて、神が私たちを待って下さっていることを理解するのです。

「私はあなたの御霊から離れて、どこへ行けましょう。私はあなたの御前を離れて、どこへのがれましょう。たとい、私が天に上っても、そこにあなたはおられ、私がよみに床を設けても、そこにあなたはおられます。」(詩篇139:7-8)

聖書は、人間の知識的理解に限定されるものではありません。私たちの魂が、人間的理解という限界を持っていたとしても、科学がより複雑な宇宙の概観を発見したとしても、この世界の創造物にはすべては神の指紋がついているのです。真の科学は、超人的無限の魂を持った、最高のデザイナーの存在を証明しています。

イエス・キリストキリストの十字のデッサンクリップアート;主題のための装飾: 宇宙の創造に見られる神の指紋. 宇宙の創造に見られる神の指紋 指す矢; 最初に戻る。動きの蝶クリップアート;主題のための装飾:  神の指紋; 天地創造論VS. 進化論 / 宇宙の創造に見られる神の指紋 。

太陽は地球上の生命体に欠かせないものです。しかし太陽と星は崩壊した水素原子から成り立っているものであり、基本的にその存在自体が奇跡と言えます。星と星を司る力が偶然に発生する可能性はほぼゼロです。星の発生には、下記の力が必要になります。

  1. 弱重力

    重力の影響を受ける粒子の力は、その質量に比例します。2つの物体の間にかかる実際の力は、2つの質量を掛け合わせたものに普遍定数を掛けたものになります(普遍定数はその極小さが、素粒子物理学のパラメーターに関する謎のひとつに数えられています)。この重力は、10~38位の物質量力を持ち、2つの陽子の間の重力を示しています。

    重力は弱い力ですが、地球と宇宙においては重要な役割を果たしています。恒星は、莫大な数の量子から成り立っており、量子間に起きるわずかな重力誘引も、大きな累積効果を生み出します。弱重力がなければ、星は存在できません。重力が小さいほどより多くの陽子が重なり合い、中心部の圧力が核反応を引き起こします。重力が小さければ星は大きくなり、また星が巨大なために、数十億年も燃焼し続けることができるのです。現在よりも大きな重力が星にかかった場合、星が小さくなり、燃焼も速くなります。

  2. 中性子、陽子、電子が量子物理学・原子物理学的に正しい大きさであること

    中性子と陽子の重さはほぼ同じで、中性子の方が若干重くなっています。電子は陽子よりも1,800倍軽くなっていますが、おもしろいことに、電子の質量は中性子とプロトンの大きな質量差と同じくらいです。こうした差異がなければ、原子核が密着して、安定することは不可能です。そして安定した原子核がなければ、現在の宇宙は存在していません。
  3. 固有質量密集度と真空エネルギー

    真空は、アインシュタインの相対性理論で産出された質量を保有しています。この質量は固有質量密度とエネルギー量で、宇宙的にも一定しています。この数字が大きくなると、宇宙は重力に触れて崩壊し、破裂して崩壊した惑星やブラックホールと同じような状況になります。こうした事態を避けるには、当該の数字が陽子の質量(10‐40力)よりも小さくなければなりません。この数字を越えると、宇宙の寿命が短くなり、星も形成されません。

  4. アルファ

    星は自爆を避けるため、光の放射を通してエネルギーを放出しています。この光は電磁気現象の一部で、2つの基本粒子の間に流れる電気力が、重力の有引力よりもずっと強くなっています。電気作用の力は、アルファと呼ばれる単位で表現されます。アルファは、2つの陽子あるいは電子間の電気力を測るもので、およそ1/137という値を持っています。この値により、星は光を放出できるのです。20世紀の科学者は、なぜアルファがこの重要な数字に設定されているのかを解明しようとしましたが、知的エンジニアリングの結果であるという結論以外は見出せていません。

    指す矢; 最初に戻る。
  5. 強核力

    電荷は反発します。陽子も電荷と同じで、原子のほとんどには大量の陽子がぎっしり詰め込まれています。このため、重力あるいは電気よりも強い力が働かないと、原子がバラバラになってしまいます。この力は原子核をまとめるだけの力がなければなりませんが、核反応における星の連鎖反応を阻止するほど強くてはいけません。またこの力は、電子、陽子、中性子がひとつの大きな原子核になってしまい化学反応を阻止しないために、短距離でなければなりません。そして、こうした力は実際に存在するのです。これは強核力と呼ばれ、原子核の範囲内で影響力を発揮します。
  6. 弱核力

    もうひとつ必要な力である弱核力には原子をまとめる力はありませんが、星の物理における核反応の基礎部分を管理し、電子と陽子を中性子あるいは中性微子に変換します。

    リー・スモーリンは『宇宙の生命』 (上記データも同書から採用)の中でこう述べています。

    「我々の住む宇宙を真に理解しようとすれば、こうした巨大構造や素粒子の間の関係を、偶然以外の何かの結果として理解しなければならない。このような複雑性と多様性を持つ宇宙の中で、素粒子を管理するパラメータや素粒子間の作用がどのように設定され、バランスを取るに至ったかを理解する必要がある。もちろん、すべてが偶然の結果であるという可能性を捨てきることはできない。しかしそこから先に話を進める前に、星のパラメータを任意に選択することで、宇宙ができあがる可能性がどれほどあるかという質問に取り組んでみる必要があるのではないか。すでに述べたように、宇宙が偶然の結果できあがる可能性は、ざっと計算しただけでも、10‐229力の中の一回に過ぎない」〔9〕
タケのデッサン; 分割ライン クリップアート;主題のための装飾:  神の指紋; 天地創造論, (神、イエス・キリストキリスト) VS. 進化論 (Darwin) / 宇宙の創造に見られる神の指紋 。

参考文献

〔1〕 Creation And The Modern Christian Master Book Publishers, El Cajon, California, 1985
〔2〕 Science News , February 5, 1983, p.89
〔3〕 Hoyle on Evolution," Nature , Vol. 294, Nov. 12, 1981, p.105
〔4〕 Gregg Easterbrook, “Science Sees The Light”, the New Republic, October 12, 1998
〔5〕 Paul Davies, “How To Build A Time Machine”, Scientific American, September 2002, page 52
〔6〕 The Fabric of Reality,” page 312
〔7〕 John Gribbin, “In Search of The Big Bang – Quantum Physics and Cosmology”, chapter on “A Seeker of Singularities”
〔8〕 Hugh Ross, “Why I Believe In the Miracle of Divine Creation” from the apologetics anthology “Why I Am A Christian” by Norman L. Geisler and Paul K. Hoffman
〔9〕 “The Life of the Cosmos” Oxford University Press, 1997

God Loves You Graphic: Gods Four Spiritul Laws Link
Home Page
(英語)
はじめに
1.目次
2 神は存在するのか?
3 魔術とヨーガ
4 天国への道
5 神が実在する証拠
6 神の愛と怒り
7 キリスト教以外の宗教や思考体系
8 偽りの神や預言者
9天地創造論VS. 進化論
10 その他のリンク
クリップアート , 矢のデッサン。 前のページ。
Copyright © 2017
All rights reserved
Reap the Harvest.
Web Design by
Designed by Don Smith, Click to go to Advantage Business Designs
ABDDesigned by Don Smith, Click to go to Advantage Business Designs
クリップアート , 矢のデッサン。 次のページ。

图表:上帝存在吗?指す矢; 最初に戻る。

結論の概略単語 進化論 証拠 神の指紋 芸術家としての神 エネルギー保存の法則 創造論 VS 進化論 神とキリスト教 VS 進化論と進化論者 人間と自然は、聖書の創世記にあるように、神の創造物なのか、それとも地球と人間は、進化と偶然の産物なのか?宇宙の起源はビッグバンか?芸術家である神の存在が、人間創造と進化論を生み出しました 創造論VS 進化論-人間と宇宙は神に創造された物体か?あるいは時間、宇宙、熱力学とビッグバンの結果と偶然なのか?最近では、創造論を支持し進化論を否定するような発見がされています 私たち人間は、ネアンデルタール人の進化形なのでしょうか?あるいはキリスト教や他の宗教が唱えるように、人間の存在と起源は、神にあるのでしょうか? 創造と進化論 進化論 創造 創造論者 進化論者 芸術家 神 VS 証拠 クリスチャン キリスト教 創世記 地球 世界 人間の進化 人間 ホモサピエンス 宇宙 天体 信仰 ダーウィン チャールズ 理論 起源 最初 誕生 種の起源 科学 科学的 聖書 宇宙的 ビッグバン 法則 熱力学 化石 ルーシー 失われた環 生物発生 宗教 護教 比較 ネアンデルタール ピルトダウン 祖先 ボノボ 猿 霊長類 知的デザイン 生命 生命体 細胞 有機体 存在 空間 時間 自然 天文学 天文学者 パスツール スパランツァーニ カント creation or evolution creation verses evolution creation vs evolution creation vs evolution evolution or creation evolution verses creation evolution vs creation evolution vs creation evolution created creation creationist evolutionist artist god gods verses versus vs vs proof proofs evidence christian christianity genesis earth world evolution of man man mankind humans human homosapiens universe galaxy galaxies belief beliefs darwin darwin's charles theory theories origin origins beginning begins birth origin of species charles darwin dawlin science scientific bible bibles cosmological big bang law laws thermodynamics fossil fossils lucy missing link biogenesis java religion religions religious apologetics compared neanderthal piltdown ancestors bonobo monkey ape primate faith intelligent design designed life life forms cell organisms exists existence space time nature astronomy astronomer pasteur spallanzani kant in genesis 天地創造 進化論 生命 偶然に発生する 確率 因果性 神の指紋 絶滅動物「1900年代」 進化論 天地創造 ドイチェ 量子力学 ドイチェ quantum mechanics ブラックホール エントロピー ストロミンジャー Black hole entropy 熱 放射 ガモフ ボノボ猿 天地創造 聖書 宇宙の誕生 神の指紋 神の指紋 宇宙 神の指紋 宇宙 宇宙 神の指紋? 銀河 神の指紋 天文学 神の指紋 神の指紋 天文学 神の指紋 銀河 宇宙 宇宙の神 実体化 蛆 スティーブン・ホーキング 時間の小史 スティーブン・ホーキング 宇宙の寿命 の進化 アウストラロピテクス Australopithecus 時間の起源 定数 自然界 一定の法則 エディントン エントロピー 進化論 ホモサピエンス ビッグバンの証拠 原子核進化論 熱力学 第一原則 聖書 天地創造信仰 進化論 創造論 ソドム ゴモラ 地球は生命体 進化論の問題点 ヒュー・ロス 宇宙の起源 地球は生命体 仮説 ビッグバン 軽元素合成 進化論 創造論 ブラックホールエントロピー 創造論 進化論 創造 進化論 知性 キリスト教創世記 多元的宇宙論 赤方偏移とは 距離 神の指紋 数学  ストロミンジャー ' 無限宇宙 カント 宇宙空間の絶対温度 進化論 創造論 進化論 アウストラロピテクス 始祖鳥 進化論 証拠 知的デザイン 天地創造信仰 スパランツァーニ の実験 エネルギー保存の法則  理性 知性 関係 大量消費 科学 汎神論 進化論 計測 時間の定義とは 進化論 創造論 教育 問題 進化論 天地 創造 量子力学 ブラックホール エントロピー  ストロミンジャー 因果性 進化論 創造論 宇宙 生命 起源 創造主 いて座 創造画 キリスト教 進化論 創造論と進化論 キリスト教 天地創造 キリスト教 進化論 キリスト教 進化論 創造論と進化論 被創造物秩序 法則 説明創造論と進化論に 恐竜 創造論 進化論 宇宙 生命 起源 創造主 多元的宇宙 アダム、イヴ、創世記、進化論 神の実在 ネアンデルタール人の 宇宙の外 エントロピー 汎神論  理性 知性 関係  大量消費 科学 知性 。

指す矢; 最初に戻る。

Designed by Don Smith, Click to go to Advantage Business Designs





Website Design Companies, Search Engine Optimization Specialist Web Site.